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悲しみ、大切な人との死別 | 心ハミングのグリーフサポート

「悲しみ、大切な人との死別」

「悲しみ、大切な人との死別」
  • コラム 2021年9月1日

     

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    今日から9月がスタートしました。
    私が住む関東は気温が21℃
    昨日よりも10℃以上下がりました。
    どうぞ体調にお気をつけください。

    今年も庭に「白花曼珠沙華」が咲きました。
    「白花曼珠沙華」は関東では珍しいようです。

    この花の花言葉は

    「思うのはあなたひとり」

    「また会う日を楽しみに」

    凛とした佇まい。

    私もそう在りたいと思う。

     

     

    今日のテーマ 
    自然の中に身を置くことが辛いとき

     

    大切な人を亡くした時、周りの人は
    「ゆっくりと散歩するといいよ」って
    あなたに言うかもしれません。

    でもね。自然の中に行けないことあるよね。

    自然の中には、切なさがいっぱいだもの。

    空・花・海・山・木々・街の中・風のにおい・夕陽
    全ての中に大切な人を探してしまう。

    自分の目では、見えなくても
    心の目では見えている。

    それがさらに辛い時がある。

     

    そんなあなたに、この詩を送ります。

     

    休みなさい。

    休息を与えられた畑は豊かに実るのだから。

     

    オウィディウス(古代ローマの詩人)

     

    ご存知のとおり、喪失の悲しみは人を消耗させます。

    最初はエネルギーのやり場に困ります。

    神経が高ぶってピリピリし、夜も眠れません。

    それが過ぎると、交互に押し寄せる気力と無気力の
    波に翻弄され、
    今度は休息と行動のバランスが
    取りにくくなります。

    1週間フル回転したかと思えば、眠くて目も開けて
    いられない日が続きます。

    寝ている場合でない時でも船を漕いでしまう有様
    で、
    いくら眠っても疲れは取れません。

    自分に言い聞かせてください。

    私たちは打撃を受けたのです。

    突き付けられた新しい現実に心と身体が
    適応するには、
    時間がかかります。

    そしてこの適用は心も身体も消耗する
    重労働なのです。

    自分を大切にし、たっぷり休息をとりましょう。

    この世の美しさに再び目を留め、
    最愛の人が残してくれたものを感謝とともに
    思い出すことができるのは、

    「休息」しているときだけかもしれません。

     

      マーサ・ヒックマン著
    別れを癒す、365日のことばより

     

    大切な人を喪った方、

    悲しみを言葉にすることから
    はじめませんか?

    言葉はあなたを癒し、さらに成長した
    あなたと出逢える道へと続きます。

     

    まだ見ぬ未来の自分と握手する場所
    「心ハミング」であなたをお待ちしています。

    ※海外に住む方、遠方の方は
    LINE電話・ZOOMなどで受けられています。

     

    一般社団法人グリーフサポート研究所認定
    グリーフサポートバディ

    加藤久美子

     

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    「Spirit of Love」に見守られています。

     

     

     

  • 体験談 2021年1月27日

     

    グリーフサポート(死別の悲しみのサポート)
    を、対面とオンラインで5回受けられた

    Kさん(女性)から
    ご感想をいただきましたのでご紹介いたします。

    Kさんは、お母さま(70代)のために
    カウンセリングを探してくださいました。

     

    ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥

     

    父の命が終わりました。

    ぽかんとするほど突然現実になった父の死に、
    一人娘の私は

    『この先どうしよう。母をなんとか支えないと』

    頭が切り替わりました。

    父と母は近所でも評判の仲良し夫婦。

    小さな家族葬を終えて、私は自宅に戻りましたが、
    母は起きていられなくなり,電話をしても息が
    はぁはぁしてあまり長く喋れず。

    精神科を受診すると
    「直後のショック状態で、この先、鬱になるか、
    日にち薬が解決する状態になるか、まだ判断できない」と。

    「息苦しさ等を抑える薬は、高齢者には認知障害を
    起こすリスクがある」と聞き、投薬に頼らない方法
    も探してみようと考えました。

     

    母が日常生活を取り戻すには、必要以上に苦しまな
    いためには、私は何をしたらよいの?
    母とどう接したら良いの?

    その手がかりをネットで探すなか『グリーフケア』
    を知り、心ハミングの体験を受けてみることにしました。

     

    『心ハミング』を選んだのは、ホームページを見て決めました。

     

    ①「あなたの横を一緒に歩くことを大切にしている。」
    とあり専門知識だけでない安心感を感じた。

    ②カウンセラーの加藤さんが、喪失経験の先輩であること。

    ③産婦人科の仕事にも携わっていたとあり、命の活気を感じた。

    ④体験だけでも気楽に大丈夫、無理強いされなさそう、という感触。

     

     

    母一人で受ける方が、母が私を気にせず吐き出せて
    良いかも、と思っていましたが、加藤さんの自然な
    計らいで、私も同席する形に。

     

    堅苦しいことは全くなく、お茶を頂きながら、
    父の話をしたり、その中で母が軽やかに笑う瞬間も
    あり、人はどんな時でも場があれば笑えるんだと
    記憶に残りました。

     

     

    泣けてなかった母が、カウンセリングやその翌日に大泣きできて、少しほっとしたり。

     

    母は、見ることのできなかった父の写真を見れる
    ようになり、
    浮かばなかった言葉が浮かぶように
    なり、
    父に話しかけることができる日もあり
    少しずつ変化していきました。

     

    父と長く続けていたピアノをもうしないと言って
    いたのに、「今度聴かせてください」という加藤
    さんの言葉に、翌日から練習を始めました。
    リモートカウンセリングでピアノを弾いた時は、

    こんな力があったかと、驚かされました。

     

     

    「なんのために生きているのかわからない」
    と言っていたのが、
    「今まで考えることを避けてたけど、こんな苦しい
    胸のうちでなく、少しずつ楽になって、
    少しでもいい方向になっていけたらいいな」

    「楽になっていけるようにしたいと思う」
    と話したりするように変化していきました。

    時には
    「今日は、心も身体も随分楽になったと感じることが出来て嬉しかった」
    とラインを送ってくれるようになり、
    百箇日(ひゃっかにち)を境に、なんとも言えない胸の苦しさがなくなったと。

     

    加藤さんが、いくつか母の助けになりそうなYouTubeを紹介してくださったり、
    そんなこんなを頼りに、
    母は、食べること、洗顔、入浴、体操、ピアノといった生活を取り戻しつつあります。

    今は、寂しく、苦しく、辛い感情と、少しの希望とを、
    行ったり来たり繰り返しながら日々を過ごしています。
    辛抱しながらです。

     

    私にも変化がありました。

    3回目だったか、加藤さんが私に
    「大丈夫 きっとうまくいくよ」
    という言葉を提示してくださって、
    私は、その言葉に父の声を感じて、肩の力が抜け、安心しました。

    私は、
    『一人放り出されてうずくまっている母の手を引いて歩いている』
    そんな気分だったのでしょう。

    真っ暗な中、進む道は、本当にこっちで良いのか?
    不安でした。

    でも、「大丈夫なんだ。きっとうまくいく」
    そう思えると涙が出ました。

     

    それから、ああそうか、
    『母にはお父さんがついている。』
    そう思えたのです。

     

    母と私の、喪の時間の始まりに、
    寄り添ってくださり、
    ありがとうございました。

    母を支えたいという私の力になってくださ
    り感謝します。

    私自身、父のことを想う時間を得ました。

    人は一人では生きられない。
    話すことは力になる。

    そう思うようになりました。

     

    ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥

     

    加藤より応援メッセージ

     

    Kさん
    心のこもった感想を書いてくださいまして、
    ありがとうございます。

    感動で、胸がいっぱいになりました。

    私が、
    「グリーフサポートカウンセリングを していく!」

    と、決めるまでにはいろいろなことがあり、
    「私には無理!」と諦めた時があります。

     

    しかし、時間を置いて自分に向き合った時に、
    やはり使命として
    「グリーフサポートカウンセラーになる!」
    と決めました。

     

    今回、お二人に出逢わせていただき、お母様の純粋
    さや生きる力を 見せていただきました。

     

    お母様を サポートする、Kさんの素晴らしさが
    あり、お母様の生きる力を 引き出してくださいました。

     

    『人はどんなに辛く切ない時にでも
     喜びや幸せを見い出せる』

     

    これは私の体験からの真実の言葉です。

    人はどんな状況下にあっても笑いを、喜びを選ぶことができるのです。

    今回もKさんとお母さまからその力を見せていただきました。

     

    この写真は、オンラインでのカウンセリングで
    Kさんのお母さまが「エリーゼのために」を弾いてくださったシーン。

    最初にお会いした時には、いつもご主人と連弾して
    いたので、ピアノの椅子にはもう座れないと言って
    らしたので、私は胸がいっぱいになりました。

    今は「アヴェ・マリア」を弾き始めたそうです。

     

    大切な人を喪った方、 悲しみを言葉に 
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    ※大切な人を亡くした時にどんなことが起きるのかをお伝えする動画を7日間お届けします。

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  • コラム 2018年5月24日

    初めに大切な人を亡くした時に、
    貴女の中でどんなことが起きているのかを動画でお伝えします。

    この動画は公式LINE「心ハミング」の7日間プログラムの第1話です。
    第2話〜第7話は公式LINEにて配信しています。

    詳細はこちらをご覧ください。↓

    「貴女の悲しみに寄り添う7日間無料LINE動画プログラム」

     

     

    大切な人を亡くした時、

    「悲しみの中から
    どう進んでいいのかわからない。」

    あるいは
    「私はおかしくなったんじゃないか?」

    そんな風に感じていませんか?

    カウンセリングルームにご相談に
    いらっしゃる方はこんな表現もされます。

     

    「もう2年経ったのに毎日
    泣き続けているんです。」

    「あの時こうしておけば・・・
    なぜあんな事言ってしまったか・・・
    という罪悪感が止まりません。」

    「どうして私を置いて先に逝ってしまったの!
    といった怒りが出てしまうんです。」

    「自分が自分でないような感覚がいつまで
    続くのだろう・・・

    もう以前の自分に戻れないという絶望感が
    出てきて苦しいです。」

    いろんな感情が次から次へと湧き上がってきて
    私はおかしくなってしまったんじゃないか・・・

    一体どうしたらいいのでしょうか?」

     

    そう話される方に、
    私は次のようにお伝えしています。

     

    「それはおかしくないことです。
    自然なことです。」

     

    このように、大切な人を亡くした時に、
    今まで経験してきたことのない自分自身の感情に
    どう向き合って行ったらいいのかわからず、
    途方に暮れている方は大勢いらっしゃることでしょう。

    心の中に「悲しさ」「苦しさ」「自分を責める」
    などの感情が次々と湧き上がってきて、
    さらに苦しくなる。

    私も、その一人でした。
    私も、夫を見送りました。

     

     

    朝、目覚めて、まず出てくることは
    「彼はもうここにはいないんだ」
    という現実に向き合うこと。
    そしてそれに続く悲しさの涙です。

    夜、眠る時、「今日もがんばったよ。」と
    一人でつぶやいて背中を丸くすると、
    「寂しいよ~。会いたいよ~」という感情が
    出てきてやっぱり涙がにじみます。

     

    日中は、不意に彼のことが思い出されて
    涙があふれ出ます。

     

    友人が心配して、かけてくれた言葉にも
    逆に傷ついたり、怒りさえ出ることもありました。

     

    私のことを気遣って言ってくれていることは
    頭では、分かっているのに・・・
    「誰も私のことなど分かってくれない」
    という気持ちが心はの中にうごめいていました。

     

    20年前から心の学びをしていて、
    セルフケアはできる
    と思っていた私でもこの様な状態でした。

     

    死別の悲しみは、
    想像を超える心の痛み。

     

     

    そんなある日、私はパワフルな体験をしました。
    それはこんな体験です。

    車を運転していて、いつも通ると
    突然涙があふれてくるトンネルがあり、
    その日もそのトンネルに入ると涙があふれました。

    「彼に会いたい!でも会えない!」
    その現実が辛くて、悲しくて、切なくてあふれてくる涙です。

    しかし、その日は
    「あっ!この感情は知っている!!」と
    感じたのです。

     

    この感情は「彼と付き合いだしたばかりの
    20歳の頃、彼に会いたいと思う愛しさと同じだ!」

    その時わかったのです。

    「彼を葬った(うしなった)後の、
    この彼への愛しさの感情は、今も
    私は彼に恋してるということだ!」と。

     

    これは
    「死別の悲しみの感情が
    愛に変わった」
    瞬間でした。

     

     

    彼のことを思いだすと
    ただ、もう逢えないという悲しみにフォーカス
    していた私の心が、それだけではなく
    愛おしいという私の感情にも繋がったのでした。

    彼がいないという現実は変わりませんが
    私が見る(感じる)世界が変わったのです。

    これは、とても大きな気づきとなりました。

     

    悲しみは消そうとしなくても大丈夫です。

    悲しみは、もっともっと大切な愛する人と
    一緒にいたかったという正直な感情です。

    ですから、
    悲しみは消えなくてもいいと私は思っています。

     

    なぜなら、
    悲しみと同時に愛の記憶が自分を癒してくれる
    からです。

     

    私の心に湧き上がる、
    悲しみや後悔の感情の奥には、
    大きな愛が同時に存在し、
    自分をも包み込んでくれると感じています。

     

     

    大切な人との死別後、こんな自分の状態に戸惑っていませんか?

     

    大切な人が亡くなった時、
    多くの人がこのような体験をしています。

    ☆感情に現れる症状

    ・感情が動かない、あるいは色々な感情が次々に
    あふれてくる
    ・いつも忙しくしてしまう。
    (必要以上に予定を入れてしまう)
    ・怒りが込み上げてきて、
    その後そんな自分が嫌になる
    ・罪悪感や後悔が常に出てくる
    ・不安で仕方がない
    ・生きていくのが辛いと感じる
    ・どんな風に生きていったらいいかわからない
    ・誰にも自分の気持ちを
    わかってもらえないと思う
    ・悲しいという気持ちが起こらず
    冷たい人間なのかと思う
    ・亡くなった人のことが頭から離れない
    ・亡くなった人の姿が見えたり声が聞こえる
    ・ひたすら涙が出てきたり、大声で泣いたりする

    ☆身体に現れる症状

    ・寝つきが悪い、何度も夜中に目が覚めてしまう
    眠くてたまらない、不快な夢を見るなど
    ・体力の低下
    (風邪をひきやすくなる、筋力が落ちる、体重の減少)
    ・食欲がなくなる、あるいは過食状態
    ・疲労感
    ・肩のこり、首のこり、腰の痛み
    ・胃の痛みや胃が重い感じ
    ・腸の不調(下痢や便秘など)
    ・胸の痛み(しめつけられるような感じ)
    ・動悸(心臓がどきどきする)
    ・血圧の上昇、あるいは低下
    ・頭痛や吐き気
    ・息切れ・息苦しい感じ
    ・めまいやふらつき、耳鳴り
    ・持病の悪化
    ・何もする気が起こらない
    ・話したことや聞いたことを覚えていられない
    ・物事を決められない、集中できない
    ・仕事の能率が上がらない

     

    この他にも様々な症状が出て自分自身に
    翻弄されます。
    私も、この中の数多くを体験しました。

     

    「このまま、どうなっちゃうんだろう私?」と
    さらに不安になったりしました。
    しかし、
    「これはとても自然なこと。
    私は、おかしくなったわけではない。
    今はこの状態でも大丈夫。」
    と知って

    「今は、自分に優しくする時。
    自分を責めたり、疑ったりせず、
    ありのままの自分の感情でいいよ。」

    と自分に言ってあげることが出来るようになりました。

     

    その結果、
    悲しみと共に生きる人生は、
    より自分を豊かにしてくれる人生
    だと思えるようになってきました。

     

    大切な人を亡くした時の心の中は

     

    大切な人との死別は
    その人が自分の人生からいなくなった
    という事実の他にも様々なものを同時に
    失ったと感じます。
    その人といることであった

    安心感や希望、未来の設定図などです。

     

    例えば私の場合このようなことでした。
    ◎夫と一緒に描いていた未来の生活が
    失われた感覚。

    ◎夫からの収入が無くなることでの金銭の不安や
    どうしてこうなってしまったのという思い。

     

    ◎今まで夫がやっていてくれたこと
    (壊れたものの修理など)が
    自分ではできず戸惑う。

     

    ・町で同じ年代のご夫婦が連れ添って
    歩いているのを見るたびに
    彼はいないんだという現実を突きつけられる。

    ・給料日、彼のお給料はもう振り込まれることは無い。
    彼はいないんだという現実を突きつけられる。

    ・電球が切れた。
    彼はいないんだという現実を突きつけられる。

    日々、この確認作業は続いてしまう。

     

    「彼はもういないんだ」と確認する作業は、
    「彼のいない新しい環境で生きていく自分を
    つくりだす作業をしなければならない」
    ということになります。

     

    それには痛みが伴います。
    なぜなら
    人は、知らず知らずのうちに死別を
    経験する前の状態になんとか戻ろう、
    取り戻そう、と必死にもがいてしまいます。

    しかし、亡くなってしまった大切な人が
    元に戻ることはなく、
    死別の前と後の「自分」という存在は
    大きく変わってしまっています。

    その変化の中で、さまざまな感情が
    湧き上がって、苦しい思いをすることがあるのです。

     

     

    グリーフってなに?

    「死別の体験をした時に
    湧き上がってくる様々な感情や思いを、
    外に出さずに閉じ込めている状態」
    のことを
    英語で「グリーフ(Grief)」といい、
    日本語では「悲嘆」などと訳されています。

     

    「悲嘆」(ひたん)とは字のごとく
    「嘆き悲しむ」ということですが
    日常聞く言葉ではありませんね。
    それだけこの大切な人を葬った(うしなった)
    後の感情は日常ではないということです。

     

    今までの自分と変わっていても
    当たり前で自然なこと
    なのです。

     

    しかし、それが当たり前だ、と、
    言ってくれる方が周りにいなかったり、
    逆に早く元気になることを望まれていると感じて
    「こんな私ではいてはいけない」
    「なんとか早く元に戻らなくてはいけない」
    などと思い、
    自分の感情を出さないように心の中に抑えこんで
    心にふたをした状態が「グリーフ」なのです。

     

     

    悲しみの感情をなんとか心の深くに
    閉じ込めておいてもその感情は形を変えて出てきます。

    様々な身体の不調として、あなたに気づいて
    欲しいと訴えかけてきます。
    その一部が前述した身体に現れる症状です。
    このようなことからも、
    感情は心のふたを開けて出してあげることが大切なのです。

     

     

    グリーフワークとは?グリーフサポートとは?

    深い悲しみに暮れる人が悲しみに折り合いをつけて、
    自分らしく生きることができるまでに行う心の作業を
    「グリーフワーク」と言い、
    その作業を側面から支えることを
    「グリーフサポート」と言います。

    悲しみを癒すプロセスでもっとも
    大切なことは、

    悲しみの痛みを避けるのではなく
    悲しみをしっかりと感じきることです。

    自分の感情と向き合い、
    喪失体験によって
    ごちゃごちゃしてしまっている心の中を整理して、
    本来の自分らしさを見つけること。

    そこからしか前に動き出すことはありません。

     

    私は、車の運転中によく大きな声をあげて泣きました。

    そんな中、最初に書いた
    「私は今も彼に恋している。
    彼を愛しているし、彼からも愛されている。」
    という感覚が身体中に広がって
    悲しみの涙の中にも
    喜びの涙があることに気づいたのでした。

     

    これがグリーフワーク
    悲しみに折り合いをつけて自分らしく生きていく
    プロセスなんだと思います。

    周りの人からのサポートを受けながら、
    ゆっくりと焦らずに悲しみに
    折り合いをつけていく。
    それをすることによって、
    大切な人との思い出を
    心の中の宝石箱いっぱいにして、

    悲しみや心の傷を持ちながらも
    自分らしく生きていくことが出来るようになる

    これが

    ~悲しみを乗り越えるのではなく、
    悲しみと折り合いをつける生き方~

    の秘訣です。

     

    「心ハミング」のグリーフサポートとは

     

    大切な人を喪った(うしなった)方の、
    傍らに寄り添いサポートしていくことです。

     

    心の奥深くにしまい込んだ
    痛いほど苦しい想いと向き合い、
    再び、自分らしく生きる力を
    取り戻すことができるよう、
    悲しみと折り合いをつける心のワーク
    「グリーフワーク」のサポートをしていきます。

     

    安心安全な場で、一切否定されることなく
    あなたの想いをお聴きします。

     

     

    愛する人とお別れした後の長い人生を
    苦しみの記憶で、もがきながら生きるか、
    悲しさを抱えながらも愛の記憶で満たされながら生きるか
    私たちは自分で選べるのです。
    選んでいいのです。

     

    大切な人を喪った(うしなった)
    心の傷がなくなることはありませんが
    その傷と共に、新しい自分へと変化していけるのです。

     

    人は悲しみを持ちながらも
    やすらぎを得ることができる存在です。
    なぜなら、
    悲しみと同時に大切な人との思い出が、
    愛の記憶として自分を癒してくれるからです。

     

    「いつかこの悲しみは癒えるだろう」と、
    今の苦しみを心の中に押し込めておかず、
    一人で悩まず、無理をせず今の思いを今、
    話し始めませんか!

     

    今、心の中でどんなことが起きているのかを知り
    「悲しみを乗り越える」のではなく
    「悲しみと折り合いをつけながら」

    自分らしく、前に歩き出す」

    そのきっかけとなるように
    私の死別の経験から得た学びと
    グリーフの専門知識を使って
    サポートさせていただきます。

     

    それが「心ハミング」のグリーフサポートです。

    『心ハミング』が大切にしていること

     

    一切否定されることない
    安心・安全な空間の中で、
    あなたのお話しを心からお聴きします。

    あなたの「ヨコ」を歩き、「前や後ろ」から
    無理やり引っ張ったり押したりはいたしません。

    悲しみと折り合いをつけていく心の作業
    「グリーフワーク」を急がせることは
    いたしません。
    あなたのタイミングやペースに合わせて、
    一緒に歩いていける存在でありたいと
    思っています。

     

     

    ※このページに掲載されている
    グリーフサポートに関する情報の一部は、
    私が学んだ、日本のグリーフサポート普及の
    第一人者、橋爪 謙一郎氏設立の
    株式会社ジーエスアイさんが提供する、
    「グリーフサポートセミナー」のテキストより
    引用させていただいています。

     

    最後に

     

    死別の悲しみによるサポートを受けると決めた時
    カウンセラーとの相性はとても大切です。

    ですので、まずは体験カウンセリングで、
    私やカウンセリングルームの雰囲気を
    感じ取っていただければと思っています。

    その上で、「グリーフサポート」を
    進めるかどうかを判断してください。

    強制は一切いたしませんので、ご安心ください。

     

     

    死別の深い悲しみからも
    希望を見出せます。

     

    ここまで長い文章をお読み頂いて、
    今の自分を知ることから始めたいと
    思われた方は、まずは

    「体験カウンセリング」
    お越しください。

     

    🌹個別相談会・体験カウンセリングの詳細はこちらです

    こちらをクリック

     

    お話しすることが辛くなったときは
    黙ってしまっても構いません。
    その沈黙こそが大切な時間にもなります。

     

    心理カウンセリングルーム「心ハミング」
    加藤久美子

  • コラム 2018年3月30日

     

    このコラムは動画でも配信しています。

     

    お悩み相談

    「お花見に誘われましたが行く気がしません。
    でも断るのは、悪いかなと思ってしまい気が重いです。
    いったいどうしたらいいでしょうか?」

    (大切な人を亡くして初めて迎えた桜の季節に対するお悩み50代女性)

    ご提案

    お断りしても大丈夫ですよ。

     

    行く気がしないのはごく自然なこと。
    断ってもいいのです。

    せっかく誘ってくださったのに申し訳ない
    なぁと思ってしまいますよね。

    でも今は、
    周りの人の心より、あなたの心に気配りしてあげましょう。

     

     

    あなたの心の中で起こっていること

     

    大切な人を喪った後の心の中は
    様々な感情や思いにあふれかえっています。

    それらが湧き上がってくることが痛いほど
    辛くて、どうしようもない時、知らず知らず
    のうちに、自分の心の深くに閉じ込めてしまいます。

    するとそれらの感情たちはもう収まったかの
    ように感じ「私はもう大丈夫。」と思ってい
    る場合があります。

     

    しかしそれらの感情は、もう消えたのでしょうか?

     

    いいえ、心の奥深くに閉じ込められたままに
    なっているだけです。

    見ないふりをしているだけなのです。

    なので、なんらかのきっかけに、一気にそれら
    の感情が外にあふれ出ることがあります。

     

     

     

    そのきっかけの一つがこの桜の季節です。

     

    あの時一緒に桜を見た大切な人が今は隣にいないのですから…

     

    「寂しいよう。」
    「会いたいよう。」
    「どうしていないの?」
    あなたの心の声が溢れてきます。

     

    そんな時にその本当の心の声を外に出して
    あげて、おもいっきりその感情に浸ることは
    大切な人がもういない現実に
    折り合いをつけながら
    あなたらしく生きていくために
    とても重要な作業となります。

     

    しかし、いっきに様々な感情が溢れ出すと
    それを一人で対処するのはとても苦しいことです。

     

    「誘われたお花見に行きたくない。」と
    思ったのなら、その気持ちにまず自分が寄り添ってあげましょう。

     

    では具体的にどんな行動をおこしましょうか?

     

    対処方法

     

    自分の本当の気持ちを伝えてみましょう。

    自分を励まそうとしてくれている人に
    嫌な思いをさせたくないと
    自分の気持ちを抑えて我慢してしまうこと。

    それがとても辛かったり、
    心の負担になっていることを言葉にして
    伝えましょう。

     

    相手に悪いからと無理をすることより、
    自分の心を優先してあげましょう。

     

    「お花見に誘ってくれたのは嬉しい。

    でも

    桜を一緒に見たいあの人がもういないの。

    だから桜の季節がつらいの・・・

     

    と心からの想いを伝えてみましょう。

    これはあなたにとっても周りの人にとって
    も、とても大事なことです。

    なぜなら、

    周りの人もあなたの辛い感情を
    理解してくれるだけではなく、
    グリーフ(死別体験をした後に湧き上がって
    くる様々な感情や思いを、外に出さず閉じ
    込めている状態)の方への対応を学ぶこと
    になります。

     

    その人を励まそうと思ってかけた言葉が、
    逆に傷つけてしまうことがあります。

     

    自分の本当の気持ちを伝えることは、
    支えられる人にも、支える人にも
    とても大切なことです。

    共に学ぶことができます。
    つながりが満たされます。

     

    桜の季節がつらい・・・

    そんな時も今年も桜は、あなたを癒してくれます。
    大切な人の思い出と共に。

     

    大切な人が横にいない辛さは痛みを伴います。

     

    しかし辛いけれど苦しいけれど
    その感情の中には、大きな愛があります。

     

    悲しみの大きさは、あなたの愛の大きさです。

    ですから、悲しみは愛で包まれています。

     

    今年(2018年)の桜 孫と一緒に

     
     

     

     大切な人を喪った方、 悲しみを言葉に
    することからはじめませんか?
    言葉はあなたを癒し、さらに成長した 
    あなたと出逢える道へと続きます。
    まだ見ぬ未来の自分と握手する場所 
    「心ハミング」であなたをお待ちしています。
     ※海外に住む方、遠方の方は LINE電話・ZOOMなどで受けられています。 
     「貴女の悲しみに寄り添う7日間無料LINE動画プログラム」 
    を視聴されてからのお申し込みはプレゼント価格となっていますので、ぜひご覧ください。
    💐詳細はこちらをクリックしてご覧ください。   
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    一般社団法人グリーフサポート研究所認定
    グリーフサポートバディ 加藤久美子

     

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    【グリーフサポート体験カウンセリング】
    想いを言葉に♡愛する人に贈る「言葉の花束」

     

     

    「心ハミング」セッションルームは
    青山京古さんの水晶で描かれた絵
    「Spirit of Love」に見守られています。

     

    コラム&動画は、
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  • コラム 2018年3月25日

     

     

    「グリーフサポートの
    プロフェッショナル」として!

     

    約一年間に渡り学んできた
    「グリーフサポートセミナー」の

    「ベーシックコース」「アドバンスコース」
    を経て、この度
    「プロフェッショナルコース」
    修了証書を無事いただくことができました。

     

     

     

    「グリーフサポートセミナー」とは、
    グリーフサポートを実践するために必要な
    知識・スキル、

    サポートマインド、
    セルフケアについて
    体系的に学ぶセミナーです。

     

    私が師とさせていただいているのは、
    日本のエンバーミング・グリーフサポート
    普及の第一人者である

    (株)ジーエスアイ

    そして

    「一般社団法人グリーフサポート研究所」
    代表の橋爪謙一郎先生です。

     

    受講後、私がどのように変化したか

    ・カウンセリングの質がより深く
    明確になりました。

     

    クライアントさんの悩みの根源に何らかの
    喪失の体験が大きく関係していることが
    明確になり、
    ご本人では気づけなかった
    心の奥に置き去りにされていた感情

    開放することで、繰り返される悩みから
    より軽やかに解放されていきます。

    「喪失の悲しみ」とは死別だけに限りません。
    今までに悩みの奥から見つかった喪失体験は
    本人の離婚・失恋・失業・親の離婚・転校
    引っ越し・
    病気・受験の失敗
    未来への喪失などがあります。

     

    ・大切な人を喪った方へ
    プロのサポートをより安心して
    受けていただく準備が整いました。

     

    ただ学んだスキルを使ってカウンセリングを
    するだけの
    ことはいたしません。

    なぜなら、グリーフのプロセスは、
    100人いたら100のプロセスがあります。

    学んだスキルのみで当てはめようとすると
    さらに深く傷つくことがあります。

    おひとりおひとりの、その時その時の
    心の声を聴かせていただきながら

    あなた自身のタイミングで進められるように
    ヨコの位置で寄り添います。

    ・私自身の中にあったグリーフが
    春の雪解けのように進みました。

     

    毎回セミナー中、自分自身の心の深くにあっ
    た感情を
    オープンにすることができました。
    それにより、より自分らしい在り方でいら
    れ、
    自分の使命をしっかりと歩くことが
    できるようになりました。

     

    なぜ、ジーエスアイの
    「グリーフサポートセミナー」で
    それらを手にすることができたのか?

     

    ジーエスアイでは、次の3つの柱を
    バランス良く合わせ持つことができる
    人材を育てることを目的にした学びを提供してくださいます。

    「グリーフの専門知識・スキル」 

    グリーフについての専門知識と、
    信頼関係を築くための
    コミュニケーションスキルを磨く。

     

    「サポートマインド」

    サポートするための自分の在り方について探究。

     

    「セルフケア」

    自分自身がどんな考え方や価値観を
    持っているのかを知り、

    いつも自分らしく良い状態を保つ。

     

     

    1.グリーフの知識だけでなく、
    ご遺族を支えるために必要な

    コミュニケーションスキルや
    心の在り方をトータルで学ぶことができる。

     

    2.グリーフサポートにおいて、
    軸となる本質的な考え方を学ぶので、

    色んな業種に応用が可能。

     

    3.様々な業種の人が共に学ぶので、
    色んな職種の事例が豊富。

     

    4.同じ方向に向かって、共に学び、
    ネットワークでつながる仲間に出会える

     

    5.誰かに否定されたり、
    アドバイスを押し付けられたりしな
    い、
    安全で安心な環境で学ぶことに
    よって、自分自身の気持ちを聴いて
    もらい、
    セルフケアが可能。

     

    6.何のために自分はサポートをするのか
    仕事へのやりがいが見つかる。

     

    ジーエスアイのHPより

     

     

    私が共に学んだ仲間たちのご職業は様々でした。
    葬祭ディレクター、納棺師、看護師、
    海洋散骨業務、行政書士、カウンセラー、
    セラピスト

    様々な業種の人たちが、
    「悲しみの喪失の方に、
    いかに寄り添うことができるか」を
    同じ目線で学びました。

     

    違う環境に身を置いていても
    全員が日々真摯に向き合う姿勢から
    多くのことを受け取りました。

     

     

    橋爪先生から頂いた応援メッセージ

     

    私ができること

    私自身が体験してきたこと。
    4500人のいのちを迎えたこと。
    大切ないのちを見送ったこと。
    どんな時もあなたの本質は輝いています。

    カウンセリングでは、あなた以上にその輝き
    私は見続けています。

    あなたの中から答えが必ず出てきます。

    あなた自身にどんな質問、問いかけを
    するかによって答えは必ず見つかります。

    さぁ、どんな問いかけをしましょうか?

    どんな答えを受け取るでしょう。

    一緒に歩いて行きましょう。

    そして
    じぶん色の花を咲かせましょう。

     

    『グリーフサポート』
    ~悲しみを乗り越えるのではなく、
    悲しみと折り合いをつける生き方~

    大切な人を喪った方、
    悲しみを言葉にすることからはじめませんか?
    言葉はあなたを癒し、さらに成長したあなたと出逢える道へと続きます。

     

    詳細はこちらをクリック